河原町駅 (京都府) (Kawaramachi Station (Kyoto Prefecture))

河原町駅(かわらまちえき)は、京都府京都市下京区四条通河原町西入ル真町52にある、阪急電鉄阪急京都本線の終着駅である。

概要

かつては京都の同社のターミナル駅であることを強調するため、「京都河原町駅」と呼んでいたこともあった。
一時期は単に「河原町」呼称となっていたが、現在は肉声放送・駅自動放送ともに「京都河原町」(英語表記は 「Kawaramachi (Kyoto)」)の呼称に戻された。

烏丸駅までは地下道でつながっており、徒歩10分ほどでたどり着ける。
ただしそれは「地下街」ではなくあくまで「地下道」であって、そこに駅売店・案内所などを除くと店舗などはない。

当駅から接続する鉄道路線

京阪電気鉄道

京阪本線(四条駅 (京阪))

乗り換えは一度地上に出て、四条大橋を渡る必要がある。
相互の乗り換えアナウンスはないが、当駅、京阪四条駅ともに、連絡通路に相手方の駅の発車時刻表を掲出して便宜を図っている。

駅構造

四条通の直下にあり、プラットホーム形状と配置1面3線の地下駅。
四条河原町交差点南東角の阪急百貨店、及び同北東角のコトクロス阪急河原町、両方にビル外面に「阪急河原町駅」と表記されている。
改札口は東改札・中央改札の2か所がある。
2号線ホームに直結する西改札は2007年3月17日に閉鎖された。
(同日のダイヤ改正後、2号線ホームは1日1本しか使用しなくなったためとみられる)。
便所はプラットホーム東端にある。

1号線はかつて京阪本線の淀屋橋駅同様に同一線路を2つのホームとして使用していた時代があった。
長編成化に伴い、この扱いは廃止されている。
また、通常は1・3号線のみを使用し、2号線は殆ど使用しておらず、1日1本のみ使用される。
(錆取り列車のためと思われる)
どのホームからどの種別という決まりはないが、昼間の時間帯は1号線より特別急行列車、3号線より準急列車が発車している。
なお、快速急行などの列車はすべて1号線発着となる。

利用状況

繁華街である四条河原町へ向かう人も多い。

平成15年度の1日あたりの乗車人員は約38,164人(京都府統計書より)。

駅周辺

駅周辺およびバスのりばについては四条河原町を参照。

歴史

1963年(昭和38年)6月17日 京都本線大宮駅 (京都府)~河原町間延伸により開業。

1982年(昭和57年)8月20日 2号線ホーム延伸。

駅名について

地元の住民は、当駅付近一帯を呼称する時にはあくまでも四条通と河原町通の交差点名である「四条河原町」と呼ぶことが多く、ここを指す地名として「河原町」や「(阪急)河原町駅前」と呼ぶことはほとんどない。
ただし、京都市民でも中心部の住民以外は「河原町」あるいは「四条」と呼ぶことも多い。
京都市民の感覚としては、「河原町」はあくまでも京都市内の通りである。
その一方で最近では、観光ガイドブックやグルメガイドなどで「河原町エリア」などといった用法で、この付近一帯を指す名称として「河原町」が用いられることが多い。

これは四条烏丸や四条大宮でもほぼ同様である。
これらの場所では、バス停の名称も「○○駅(前)」とはなっておらず、前記の各交差点名がバス停の名称となっている。
一方、京都駅前や二条駅前は「○○駅(前)」がバス停の名称であり、地元の住民も「京都駅(前)」などと呼ぶ。

なお、当駅の駅名に「四条」が冠されていないのは、市内において阪急京都線が四条通の直下を走っているためと思われる。
(烏丸御池駅を除き地下鉄烏丸線に「烏丸」が冠されていないのと同様である)

隣の駅

阪急電鉄

■京都本線

■通勤特急・■特急・■快速急行・■準急・■普通

烏丸駅 - 河原町駅

[English Translation]